冷蔵庫のドアを切断
ドアの保温材を処理
分解後、家電のプラスチック、銅管、鉄板などは分類され、付近の工場内で粉砕・抽出にかけられる。プラスチック製品は初歩的な粉砕後、上部に設置されているパイプによって隣の工場内に輸送される。そこで高精度分別機により、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などに大きく分けられ、再利用される。エアコンの銅板などは大型粉砕機に送られる。ロボットはその中から、鉄、銅、アルミニウムなどの各種金属を抽出する。銅の塊はロボットの下に設置されている袋に落とされる。抽出された銅の純度は99%に達する。
日本では中古家電を売ってお金にできないばかりか、処理する際にお金を出しリサイクル券を購入し、さらに予約を入れ自宅まで回収に来てもらう必要がある。安東社長によると、日本では丁寧にリサイクルすると費用がかかるが、資源を最大限に活用することができる。回収業者がやりやすい家電だけを回収することはなく、最大限に環境を保護できるというのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月27日