日本で2月24日から、消費を刺激することを狙いとしてプレミアムフライデーがスタートした。毎月の最終金曜日に定時より前に退社し、より多くの時間を消費に向けさせたいとしている。インテージはこのほど、実際の当日の状況をまとめた。中央社が伝えた。
それによると、定時より前に退社した人は3.7%しかいなかった。退社時間では「3時」が一番多く33.7%を占めた。「4時」が15.7%、「5時」が23.1%だった。また定時前に退社した人全体の8割が6時前に会社を出たと回答した。
退社後の時間の過ごし方については、トップが「自宅」で41.%。二番目が「食事」32.1%、「ショッピング」は26.6%と三番目だった。
さらにプレミアムフライデーを「肯定する」と答えた人の割合は、制度が始まる前の調査のときの41.5%から24.8%まで低下したものの、8割を超える人が次のプレミアムフライデーを再び利用したいと回答した。
今回の調査はインターネットを通じて、東京・埼玉・神奈川・千葉などに住む2235名を対象に実施された。
またこれとは別の調査によると、多くの消費店舗では同制度に対して極めて不満と回答。理由として、3時に退社して飲みに行く人がいないこと、直接家に帰る人が多いことなどのほか、週末とあわせて旅行に行ったり、さらに帰宅途中に食材を購入して家で食べる人がいることなどが挙げられた。消費店舗にはあまりメリットがないばかりか、かえって売り上げが落ち込むとの回答もあった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月13日