東日本大震災から6年が経った。当時、津波が最高で16.7メートルに達し、数十万人が死亡し、同国民に衝撃をもたらした。セブン‐イレブン・ジャパンはこのほど、「津波救命艇」を高知県須崎市の店舗に設置した。救命艇には1週間分の食料と水、簡易トイレを積むことができ、被災者に生存に必要な物を提供できる。
共同通信社によると、この救命艇は信貴造船所が製造したもので、全長8.7メートル、幅3.5メートル、高さ3.1メートル、船体はオレンジ色、定員数は25人。救命艇は激しい津波が来て転覆してもすぐに元の状態に戻る構造になっている。唯一の欠点は、エンジンがなく、通信機で救助を待たなければいけないことである。
報道によると、この現代版「ノアの箱舟」は高知県須崎市桐間店の駐車場にある。ここは過去に深刻な津波被害を受けた場所である。
セブン‐イレブン・ジャパンは4月中旬に愛知県南知多町と静岡県沼津市の2店舗に救命艇を設置する計画。増田彰人事本部長は、「コンビニは今や社会のインフラ。安全対策を進め、災害時にも近くて便利な存在を目指したい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月6日