青島空港検験検疫局は5月上旬、ある乗客が携帯するペットのウサギに『中華人民共和国出入国検査検疫動物衛生証書』を発行し、韓国にスムーズに入国できるようにした。山東省の出入国検査場が犬・猫以外のペットに『衛生証書』を発行したのはこれが初めて。
動物衛生証書は中国の出入国検査検疫機関が出国者が携帯するペットに発行する公式の検疫証書で、ペットの出国時の身分と健康を証明する書類である。旅行客はペットが目的地に着いたら、その国の動物検疫官にこの証書を提示すれば入国できる。
近年、犬や猫以外の動物を飼う人は増えている。ウサギ、カメ、ヘビ、トカゲなどの変わったペットも多い。入国先の許可さえあれば、中国の出入国検査検疫機関が発行する衛生証書でどんなペットも旅行や移住に連れて行くことが可能だという。
出入国検査検疫機関は、国・地域によって入国できるペットの種類や数が限られているため、入国先の法律を遵守し、入国が禁止されている動物を携帯またはこっそり持ち込まないよう旅行客に呼びかけている。出国日が決まったら、出国2週間前にパスポート、航空券、ペット、ペットの予防接種証明などの書類を現地の検査検疫機関に提出し、検疫検査を受ける。検査検疫機関から衛生証書を受け取った後、出国手続きを行うことができる。
また、中国が入国を許可するペットは犬と猫だけで、1人につき1匹としている。そのほかのペットは旅行客が携帯して入国することはできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月14日