ある映画評論家はこれまでインド映画を逃避者や商業主義から越えたがらない作品と見ていた。しかし『Dangal』で描かれた女性授権のテーマは、彼らに中国映画と同じような見方をさせた。
『Dangal』でのスポーツストーリーは、中国の観衆に中国の話であるように感じさせた。「中国の映画人はなぜ中国がスポーツが強いのに、こうしたスポーツ映画が作れないのか反省すべきだ」との見方もある。
アーミル・カーンの中国での成功はタイミングがよかったせいや広告宣伝がうまかっただけではない。彼の描くストーリーは中国の文化史の中から似た事実を見つけ出すことができる。『Dangal』が中国人の共鳴を呼ぶのはこうした理由による。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月23日