
中車集団唐山機車車両有限公司(以下、中車唐山)が開発した中低速リニアモーターカー「玲龍号」は13日、北京S1線で第1段階の試験を終え、石門営出入区間から石龍路駅までの走行テストを実施した。これにより、北京市初の中低速リニアモーターカーは運行開始のカウントダウンに入った。年内に乗客を乗せて運行する見通し。
中車唐山のプロジェクト現場交付マネージャーの理雨生氏によると、S1線は北京で最初のリニア線で、北京の中低速リニアモーターカー運営モデル線でもある。車両はすべて中車唐山が開発・生産し、設計時速は1000キロ、6両編成で、定員は1032人。外観はシンプルで現代的、先頭部分は丸みを帯び、赤のラインが白の車体に入っている。車内は豪華な航空機の客室のようで、静かで快適、広い空間となっている。
リニアは過去の鉄道と異なり、鉄道を覆う形で走行し、車両・鉄道・梁が一体となり、車体が鉄道とくっついているため脱線や横転などの事故が起こらない。環境に優しく安全で、コストが低く、順応性が高く、電磁石と鉄道が発生させる吸引力で浮いて走行する。車体と軌道の間に8~10ミリの隙間があり直接接触していないため、摩擦による振動と騒音がない。車両は電気ブレーキと機械ブレーキのほか、落下防止の機能もあり、鉄道に垂直になって「低速飛行」し安全である。
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