従来の車両と比べ、中車唐山が開発した中低速リニアは運営コストが安く、風砂、雨、雪などの天候に順応し、斜面を上がる能力は同類の車両の2倍に達し、最小回転半径はわずか75メートルである。都市の建築群の間を通ることができ、「門から門まで」のシームレスな接続を実現し、乗客は飛んでいるような不思議な体験を味わう。
S1線初期は10輌の「玲龍号」が運営。これは中車唐山が開発した国産第4世代中低速リニアモーターカーシリーズである。最初の車両は2016年12月25日に石門営車両区間に到着し、年内に乗客を乗せて運行する見通し。S1線の開通後、複数の地下鉄との乗り換えが可能になり、通勤時間を含み発車間隔は20分以内で、門頭溝や石景山などの住民は市中心部への移動が便利になる。
騒音や振動などを減らしたほか、車両からの汚染発生はなく、周辺住民の生活にも影響しない。李雨生氏によると、中国科学院電工研究所は専門的な検測報告を作成し、「リニアの直流電場が人体に及ぼす影響はテレビより小さく、交流磁場の強度の影響は電気シェーバーより小さく、電磁波の強度も世界保健機関が推奨する国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の国際基準より低い」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月14日
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