「女性車両」が男性乗客でいっぱい 気まずいのは誰?

「女性車両」が男性乗客でいっぱい 気まずいのは誰?。

タグ: 地下鉄,女性車両,応急措置

発信時間: 2017-06-30 16:14:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「女性車両」が男性乗客でいっぱいというのは滑稽な状況だが、試験導入中とラッシュ時に取材したため、「女性車両」の実用性を否定するのはまだ早い。

まず、「女性車両」の設置には「応急措置であり根本的な解決にはならない」などの意見があることは確かであり、根本の解決が難しい中、応急措置をとるのは良いことだと思う。

「女性車両」が大きな役目を果たすと言っているわけではないが、これは地下鉄が人が密集する場所(混雑が痴漢の言い訳になりがち)で、女性が生理面で比較的弱いということを踏まえた保護措置であり、実用性が求められる。

日本のある路線では女性専用車両の導入後に痴漢が増えたという報道があったが、この2つが関係しているかはまだ調べる必要がある。

次に、反対派は「女性車両」は女性を狭い範囲に閉じ込め、男性と女性を差別していると主張するが、「女性車両」の設置は女性が別の車両に乗ってはいけないということではない。また、痴漢を防げる「女性車両」以外では法的保障を受けられないというわけではない。「女性車両」の効果は試験導入中ではなく長期的に見る必要がある。ここで言う効果とは男性乗客がいるかどうかではなく、痴漢発生率が下がったかどうかである。これは試験から一定期間経った頃に判断すべきである。

「女性車両」は女性トイレや女性専用ではなく、女性優先であり、男性乗客の進入を阻止することが主な目的ではない。深セン地下鉄は、「ラッシュ時に一般車両が混雑し女性車両が空いている場合は乗ってもよい」と説明している。これは「女性車両」の導入による一般車両の混雑を避けるためでもある。取材し(午前11時から午後6時)は通勤ラッシュの時間帯で、男性乗客が「女性車両」に乗ることはおかしいことではない。

「空いている車両があれば乗り込む」という習慣を変えるには1つの過程が必要である。実施からまだ数日であり、多くの人が存在を知っているとも限らない。運営会社は標識を使ったり呼びかけたりする必要がある。誘導ですぐに効果を出すのは難しくても、知らず知らずのうちにマナーのある行動ができるようになるかもしれない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月30日

     1   2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。