スティーブン・ホーキング博士は英BBCのインタビューに対し、地球温暖化が引き返せない臨界点に迫っており、トランプ大統領の決定は地球をこの臨界点へと推し進め、地球の温度は金星と同じように250度に達し、硫酸の雨が降るようになると語った。
ホーキング博士は、気候変動は私たちが直面する巨大な危険の1つだが、私たちが今行動すれば阻止できる可能性はあると話した。しかし、トランプ大統領は気候変動の証拠を否定し、『パリ協定』からの離脱を表明した。これは、避けられたはずの美しい地球の環境破壊を促し、自然に害を及ぼすことになる。
「環境問題と人類の衝突を解決することは可能か」という質問に対し、ホーキング博士は「衝突が減少する兆しはない。科学技術の軍事化と殺傷力のある武器の大規模な発展は災難をもたらすことになる。人類生存の最大の希望は宇宙の植民地かもしれない」と悲観的な態度を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月4日