各校のサークルはこの件を受けて声明を発表した。発足当初から海外にいる中国人留学生が持つべき権益と待遇を得るために取り組んできたメルボルン大学中国学生会は、サークルに恥をかかせた人物を批判した。
モナシュ大学もメールで学校側の価値観を強調し、「すべての人が尊厳を守り、マナーのある待遇を受けて尊重されるべき。学校はこのような行為を容認しない」とした。
中国人留学生を侮辱するポスターの裏にはURLが書かれており、開いてみると反人類・反社会的な内容があった。このサイトはナチスの精神を唱え、2016年に種族差別や同性愛者差別などの一連の行動を開始した。トップページには「現在の世界は歪んでいる」とあり、白人の権力至上、白人による欧州統治という思想が書かれていた。
メルボルン大学とモナシュ大学はセキュリティ部門の協力のもとで校内に貼られたポスターをはがし、そのコピーや監視カメラを警察に提供し、関与した者を捜査している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月25日