地震発生後、中国紅十字会総会は成都備災救災センター眉山倉庫から被災地に非常用持ち出し袋1000個、布団2000枚、テント200張を輸送した。四川省紅十字会も被災地に救援チームを派遣し、第一陣の徳陽市紅十字救済救援チームが直ちに被災地に向かった。
成都鉄道局も直ちに緊急対応策を講じ、土木部門や電気供給、電気設備管理などの部門の職員が線路や設備の状況をチェックするよう手配し、列車運行の安全性を確保したうえで、少しでも早く列車の運行を再開できるよう全力で取り組んでいる。
四川省の中国移動(チャイナ・ モバイル)も緊急対策チームを立ち上げ、緊急対応策を講じているほか、通信を確保するための対策を講じている。また、アバ・チベット族チャン族自治州やその付近の地域で、電話料金不足などでも電話を使えるサービスや、救助や救援を求めることができるホットライン(10086)を開設し、アバ・チベット族チャン族自治州からの電話を優先してつなぐようにするなど、被災者に便利なサービスを提供している。
電気の供給を確保するため、中国国家電網の四川電力は、直ちに応急対応策を講じ、対応チームがすでに、被災地の電気供給設備に故障がないか点検しているほか、すぐに救援に当たることができる体制を整えている。
九寨溝風景名勝区管理局は、8月9日以降の入場券をすでに購入、予約している場合、返金、キャンセルに応じるとしている。
9日早朝、中国国家緊急医学救援チームの四川チームの医療スタッフ14人が、負傷者の治療などに当たるために被災地に向かった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月9日