ロイター通信は24日、「中国が今年上半期、8000件の汚染防止プロジェクトに1000億ドルを投じる」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
中国環境保護部は木曜日、中国が今年上半期に8000件弱の水質汚染防止プロジェクトを開始し、投資総額が約6674億元に達したと発表した。
中国環境保護部は通告の中で、同プロジェクトは2015年の水質汚染防止行動計画の一部であり、全国325カ所の汚染地表水を網羅すると表明した。確認されている汚染エリアは343カ所で、これは95%が水質を規定水準まで改善する計画を立てたことを意味する。中国の高度成長において、産業拡張に対する監督管理の不足、農薬と化学肥料の無秩序な使用という問題により、中国の多くの水が使用不可能になった。問題を意識した政府は2015年に、主要水道の大幅な水質改善と、採掘・紡績・石油精製などの高度汚染業界の未処理汚水排出規制を約束した。中国環境保護部は今月、今年上半期に水質が全体的に改善されたと発表した。
また農村部の水供給を保護するため、中国は計63万6000平方キロメートルの家禽・家畜飼育禁止エリアを設定し、今年上半期に21万3000カ所の家禽・家畜飼育場を閉鎖した。政府は今週水曜日、全国各地に20万人の「川長」を置くことを発表した。これは新制度の一部で、地方政府に水質改善と汚染防止のより大きな責任を担わせることが目的だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月25日