ドローンでの配達は、つい最近まで米国のEC大手アマゾンだけのものだったが、現在は中国のネット通販にも導入されている。世界ロボット大会で得た情報によると、京東(JD.com)は北京市南六環周辺の大興区の一部でドローンでの配達を試験的に実施する申請を提出する準備を進めている。
京東はすでに陝西省西安市や江蘇省宿遷市などでドローンでの配達を行っている。北京京東尚科信息技術有限公司の担当者は、「北京市南六環周辺の大興区の一部でのドローン使用を申請する準備を進めている。北京初となるドローンでの配達を実現させたい」と話した。
世界ロボット大会で、京東の6枚羽ドローンは注目を集めた。商品を自動で卸すことができ、積載重量20キロ、飛行半径20キロ、航行速度毎秒15メートルに達するこのドローンは優秀な「配達員」である。京東の配達ドローンは自主開発した機種で、全自動化を実現し、人が操作しなくても自動で積み卸し、離着陸、巡航などの一連の動作ができる。現在は陝西省西安市や江蘇省宿遷市などに導入され、主に京東の配送センターまたは配送所からドローンで荷物をスタッフのところに届け、スタッフが配達先に届けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月30日