ドイツ紙『ハンデルスブラット』が8月24日に伝えたところによると、アウディが二酸化炭素(CO2)排出量を実際よりも少なく見せかけていたと指摘された問題について、ドイツの検察官は捜査を実施し、意外な発見をした。アウディは中国、韓国、日本などアジア地区に1万台以上の同じ識別番号の車両を輸出していたことがわかった。アウディの広報担当者は、「知らない。しかも、そのようにする理由がない」とコメントした。
車両識別番号は各車両につけられる17桁の番号で、すべての車両に違う番号がふらる。EUとドイツの法律では30年以上にわたり各車両に違う車両識別番号をつけることが定められている。
ドイツの検察官はアウディの事務所を捜査した際に不審な文書を発見した。6月には、ドイツ交通部門がアウディA7とA8が2009年から13年までディーゼル車の排出量を偽っていたと指摘したという報道もあった。
証拠はまだ揃っておらずさらなる捜査が必要だが、フォルクスワーゲンの排出量問題が発覚してから、検察官は同様の自動車メーカーの不法行為の取り締まりを強化している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月3日