iPhone Xの顔認識機能が発表された。また数日前には杭州市のケンタッキー・フライド・チキンが顔認識による決済サービスを導入すると発表し、中国国内の銀行も顔認識による現金引き出しを開始するなど、「顔認識」が爆発的に成長している。しかし、この技術の安全性を懸念する人も少なくない。情報が漏れるのではないか。「顔」を盗まれてお金を引き出されるのではないか。整形したらどうするのか。
農業銀行本店は先日、顔認識システムの全国導入を通達した。実は、招商銀行は2016年に顔認識による現金引き出しをいち早く導入し、その後に複数の銀行が導入した。
顔認識による現金引き出し:カードを携帯する必要がない
顔認識による決済:必要なのは携帯電話番号だけ
記者は招商銀行のATMで顔認識による現金引き出しを体験した。まず、画面の「顔認識での出金」を選ぶと、自動で写真を撮影し、銀行に登録されている写真と照らし合わせ、一致すれば携帯電話番号を入力して身分を確認する。あとは金額とパスワードを入力し、現金を受け取るだけである。カードは必要ない。