「デュッセルドルフで龍が舞う」と題された中国フェスティバルが先週末、独ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都であるデュッセルドルフで開幕した。18日付ライン新聞によると、年に1度の同イベントはすでに7回開催されており、毎年3万人の観光客を集めている。
ドイツで中国フェスティバルを開くのは、デュッセルドルフだけではない。ハンブルクには大型イベント「中国の時代」があり、ベルリンには中国文化フェスティバルがある。バイエルン州の小さな町、ディートフルトにも「中国カーニバル」がある。「中国フェスティバル」が多すぎ、都市間の競争が激しくなっている。そこで同じノルトライン=ヴェストファーレン州内で距離も近いケルン、デュッセルドルフ、デュイスブルクの3都市は協議を経て、「集団の力」を発揮し「中国フェスティバル」を一本化することを決定した。
デュッセルドルフ市長、ケルン市長、デュイスブルク中国事業担当者がデュッセルドルフで会談し、3都市共同で中国フェスティバルを開催することを決定した。2018年の第1回はデュッセルドルフで、2019年はケルンで、2020年はデュイスブルクで開催され、その後も持ち回りで開催される。この新しい中国フェスティバルは、欧州最大規模とされている。中国フェスティバルの開催期間中、ノルトライン=ヴェストファーレン州ではさらに「中国ビジネス・投資家フォーラム」などのイベントが開かれる。
独フォークス誌は「ドイツの各都市が中国フェスティバルを開催しているが、これが非常に効果的であることは証明済みだ。これにより中国との関係強化の重要性をアピールし、ドイツ各都市と中国の協力を促進できる」と論じた。一部メディアは「3都市共催により、イベントの経費を削減し、影響力を拡大できる」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月19日