健康現代化水準、中国が初等先進国に

健康現代化水準、中国が初等先進国に。

タグ:健康現代化水準 初等先進国

発信時間:2017-09-19 15:49:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国科学院中国現代化研究センターは16日に北京市で、「中国現代化報告書2017:健康現代化研究」を発表した。報告書によると、中国健康現代化水準は世界131カ国中59位で、健康の初等先進国になっている。

 

 同センターの劉雷副研究員は「具体的に見ると、健康現代化には少なくとも健康的な生活、健康サービス、健康環境、健康ガバナンスなどの現代化が含まれる」と指摘した。これらの指標に基づき、同報告書は2000−14年の世界の健康現代化を評価した。報告書は2014年までのデータを利用し、131カ国の健康現代化を評価した。報告書によると、スウェーデンなどの25カ国は健康先進国で、ロシアなどの23カ国は健康中等先進国で、中国などの33カ国は健康初等先進国で、ケニアなどの51カ国は健康後発国だ。うち中国は131カ国中59位で、発展途上国の平均的な位置となっている。

 

 報告書によると、データが豊富な45項目の健康現代化指標のうち、中国は18項目で世界平均水準を上回っている。例えば1970年代以降、中国人の出生時平均余命は世界平均を上回っている。

 

 うち8項目で先進国の平均水準に達するか、近づいている。先進国水準に達している5項目は、低出生体重児の割合、少女の出産率、伝染病などによる死亡の割合、児童のDPTワクチン接種率、専門家による分娩の割合。先進国水準に近づいている3項目は、出産適齢期の女性の貧血発生率、清潔な飲水の普及率、妊婦の産前検査の比率。

 

 中国の健康現代化は、当然ながら多くの課題に直面している。例えば2015年の看護師・助産師の比率は約2.4‰だったが、先進国の平均は約3.8倍の11.3‰。PM2.5の年間平均濃度は57.2μg/m3で、高所得国の16.3μg/m3という平均値の2.5倍になっている。

 

 報告書は「中国の健康現代化の建設は、中国の高速鉄道の発展経験を参考にできる。物理的なインフラ及び情報・知識インフラの整備、サービスプラットフォーム体制、幹線の建設により、健康的な高速鉄道プロジェクトを重点的に実施する」と提案した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月19日


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