国産の炊飯器は日本のものより劣るのか
その答えを知るため、ある人が面白い実験を行った。まず中国と日本で1000元前後の同じような機能の炊飯器を選んだ。この日本製炊飯器は中国人観光客にも人気がある。
各ブランドの炊飯器の水とコメの比率の要求に合わせて炊飯し、料理経験豊富な中高年男女10人に試食してもらった。1時間でご飯が炊け、スタッフは日本製炊飯器のご飯をAの器に、国産炊飯器のご飯をBの器に入れた。
10人中5人が「Bの方がおいしい、自分の舌に合っている」と回答し、3人が「Aの方がおいしい」と回答。残りの2人は「あまり変わらない」と回答した。
当然、試食しただけで2つの炊飯器の違いはわからないため、この2つの炊飯器で炊いたご飯の糖分やアミノ酸などの数値を比較してみた。その結果、大きな差はなく、国産炊飯器の方がやや優勢であることがわかった。
国産炊飯器と日本製炊飯器の差
両国の基礎技術の差はあまりなく、中国製の工芸・技術も遅れていない。日本の高級炊飯器の見た目も国産炊飯器とそれほど変わらず、国産の方が機能が多く、スマート化されて先進的である。
しかし、日本人は高価で精細な炊飯器の開発に精力を投じ、内釜の製造全て手作業で行ったものもある。このような炊飯器は日本で1万元以上するが、中国に同様の商品はない。
日本人の炊飯器開発に対する考えは比較的シンプルで、「実用的でおいしく炊ける」という点を重視している。その点だけでも炊飯器が高くで売れ、日本の一般家庭も買おうという気になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月11日