インターネットでますます便利になる中国の庶民生活 どこでもスキャンするだけ

インターネットでますます便利になる中国の庶民生活 どこでもスキャンするだけ。

タグ:WeChat タオバオ

発信時間:2017-10-14 13:30:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国のインターネット上では一分間で何が起こっているのだろうか。海外のあるビッグデータ企業はこの問題に答え、中国のインターネットの大きさを興味深い角度から説明した。例えば配車サービスアプリ「滴滴打車」では一分間に1388台のタクシーと2777台の自家用車が呼ばれている。「微信」(WeChat)では39万5833人がログインし、1万9444人が映像または音声のチャットを行っている。ネット通販「淘宝」(タオバオ)とオンラインモール「天猫」(Tモール)では774人が注文を終え、ショッピングを完了している。

 

 統計によると、中国には7億人近くのインターネットユーザーがおり、インターネットはすでに、各地区・各業界の隅々にまで入り込み、人びとの衣食住や交通に影響を与えている。現在では多くの人が、スマホを持ち、指を動かすだけで、生活の中でのさまざまなニーズを満たし、スピーディーで便利なインターネットサービスを享受している。

 

外出いらず、手間いらず

 

 外出することなくニーズを満たせることは、インターネットが生活を便利にしたと多くのユーザーが賞賛する大きな理由となっている。「インターネット+」に後押しされ、多くのオフラインのサービスもオンラインで選んだり予約したりできるようになり、ユーザーが家で楽しめるようになっている。例えばネイルサービスのアプリを使えば、ユーザーはネイリストを選び、出張サービスを受けることができる。料理人を予約するアプリを使えば、グルメなユーザーは、腕のいい料理人が自宅にやって来て作った美食を楽しむことができる。このようなサービスはまだほかにもたくさんある。

 

 外出して参加しなければならない体験式の交流や活動であっても、インターネットはユーザーを助けている。「ウィークエンドには、ボーイフレンドとデパートに行って食事をしたり、映画を見たりする。映画のチケットはいつも前もって買っておく。そうすれば自分の好きな座席が取れるし、価格も安い。食事の前にはレストランにお得なセットや金券がないか、オンラインで予約しておく必要があるかなどを調べる。ネットで準備しておくことで、多くの時間を節約することができる」。28歳のITエンジニアの許敏さんはそう語る。

 

 飛行機や高速鉄道のチケットの購入、病院の診察時間や博物館の参観時間の予約など、インターネットの運用は、外出なしに行うことのできる多くのサービスを人びとに提供している。

 

どこに行ってもスキャンするだけ

 

 オーストラリア出身のトムさんは、杭州に住んで6年になる。モバイルインターネットの発達した中国の生活に慣れ、今ではスマホを手放せないと感じている。トムさんは最近、米国人の友人を連れ、現金なしの日帰り旅行を体験した。

 

 「お金は一銭も持たず、スマホだけ持って出かけた。道端で焼餅(シャオビン、軽食として楽しまれる中国式パン)を見つけたので、いくつか買った。小さな屋台だったが、『微信』と『支付宝』(アリペイ)で支払える2次元コードが用意されていた」。焼餅を食べた後は、野菜市場に買い物に行った。葱を一本買うのでもスマホでスキャンするだけでよく、小銭を数える必要はない。バスの乗車からシェア自転車の利用、床屋でのヘアカットまで、何をするにでもスキャンするだけ。米国人の友人もこれは便利だと驚いていた。

 

 スマホでのスキャンが活躍するのは電子決済の時だけではない。観光スポットを訪れたり、展覧会を参観したりする際にも、遺跡や展示品の多くに2次元コードが用意されている。これをスキャンすれば、文字での詳しい説明や映像を閲覧したり、音声での紹介を聞いたりし、ただ見ているよりも充実した収穫を得ることができる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月14日


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