英紙『デイリー・メール』の最近の報道によると、ギネス記録で世界で最も辛いとされた「キャロライナ・リーパー」(リーパーは死神)を超える唐辛子「ペッパーX」がこのほど登場した。唐辛子の辛さは、辛味を生み出すカプサイシンの割合を示す「スコヴィル値」によって表される。普通の唐辛子のスコヴィル値は1万から2万にすぎないが、ペッパーXのスコヴィル値は318万に達し、その辛さは想像を絶している。
ペッパーXを開発したペッパーソースメーカーは、蒸留酢と生姜、ウコン、コリアンダー、クミン、マスタードを加えてペッパーソースを作ったが、2分間で1000本すべてを売り切った。同社の創設者のカリー氏によると、ペッパーXは、市場で手に入れることのできるいかなるペッパーソースよりも3倍は辛く、その辛さは、世界で最も辛いとしてギネス認定された唐辛子の2倍に達する。
これほどの辛さの唐辛子の食用は、人間の免疫システムの作用をヒートアップさせ、極度の熱さを体に感じさせる。そのためペッパーXはそのまま食用することはできず、その他の調味料と一緒にペッパーソースにする必要がある。ペッパーXの製品にはこんな説明がなされている「ペッパーXは口の中に焼け付くような快感をもたらすだけではない。それは魂までをも焦がす。ジャークチキンやインド料理には最高だ。だが食べた後には皮膚が突然冷たくなり、胃が熱くなる。それこそがXのパワーだ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月14日