中国語が世界で人気 王室から中流家庭まで

中国語が世界で人気 王室から中流家庭まで。トランプ米大統領の初訪中で、孫娘アラベラちゃんの「中国語パフォーマンス」の動画が中国で話題になった。実は、中国語は米国の「ファーストファミリー」だけでなく、海外の王室から有名人、一般の中流家庭でも人気がある…

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発信時間:2017-11-20 14:25:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


米国では2世帯が中国語のできる家政婦1人を奪い合う

 

 アラベラちゃんの人気は中国語学習が米国の家庭で流行していることを反映している。英BBCは、2006年以降、米国で中国語のできる家政婦の需要は急速に高まり、経済力のある家庭が子供の中国語学習に多額を投じていると伝えた。ニューヨークの派遣会社Lifestyle Resourcesの職員ロッシさんは、「中国語のできる家政婦はいないか」という問い合わせを何度も受けたことがあるという。保護者は、中国語のできる家政婦を雇うことで子供に中国語を学ばせることができると考えている。ロッシさんは、「中国語のできる家政婦は非常に人気があり、年収はほかの家政婦より2万ドル多い。2世帯が中国語のできる家政婦1人を奪い合うことも頻繁にある」と話す。

 

子供を「没頭型」学校に入れる

 

 米国だけでなく、世界のほかの国でも中国語学習がブームになっている。

 

 外国メディアによると、今年9月、イギリスのロンドンに中国語と英語のバイリンガル小学校「ケンジントン・中英バイリンガル小学校」が設立された。同校は半日を中国語、半日を英語で授業し、中国語の授業では一切英語を使用しないという徹底ぶりである。また、中国語の教科書、掛け軸、芸術品もあり、「没頭型学習」と呼ばれ、児童らは中国語しかない環境で勉強する。

 

 同校の年間授業料は1万7000ポンドだが、親たちから人気があり、米国、ロシア、シンガポールの学生もいる。学校の創設者は、「多くの中流家庭が中国語学習に興味を持ち、中国は世界で重要な役割を担いつつある。米国には中国語の『没頭型学習』を行う学校が200校以上あるが、欧州はまだ遅れている。このような学校を増やしたい」と話す。エディンバラ大学言語学のアントネラ・ソリース教授は、「中国語は新興の言語であり、中国は新興の政治と経済力である。中国語学習はなかなか良い投資だとされている」と述べた。

 

 2015年、イギリス教育省は「中国語教学プロジェクト」を開始し、2020年末までに5000人以上の中国語ができる若者を養成する計画を打ち出した。同プロジェクトに数百人の学生が応募した。

 

 そのほかに、王室や有名人の子供も中国語を学んでいる。4人の子供を持つアマゾン創設者のジェフ・ベゾス氏はあるインタビューで、子供に中国語を学ばせていたことを話している。また、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは自身の中国語を上達させただけでなく、娘も中国語ができる。人工知能(AI)で中国語を学ぶ娘の動画もフェイスブックで公開している。今年9月、ウィリアム王子とキャサリン妃の4歳の息子ジョージ王子の入学時、中国語が必修科目にあった。

 

 浙江省出身でアラベラちゃんの中国語教師をしたことがある景湧泰さんによると、イヴァンカさんの子供たちは週に何度か学校に来て中国語を学び、「権勢のある」家庭の子供たちも中国語学習を申し込んでいる。世界の母語人口を見ると中国語は最も多く、その規模の大きは中国語学習に大きな将来性があることも意味している。中国文化の世界における影響力は高まっている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月20日

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