ニュージーランドの中国語サイト「天維網」によると、ニュージーランド税関は11月17日、中国人向けの自動出入国審査システム(e-Gate)サービスを開始し、電子チップを搭載した中国のパスポートを持っていれば、わずか10秒でニュージーランドに入国できるようになった。
17日朝、オークランド国際空港で中国人観光客向けe-Gateサービス開始式が行われた。
このサービスは、画面の案内通りに、電子チップのついた中国のパスポートの個人情報ページを機械にかざすと、数秒で身分を識別し最初のゲートが開く。そして、写真を撮り、顔を認識すると5秒で照合し、税関ゲートが開く。10秒ほどでニュージーランドの税関を通り、入国できる。
これまでにニュージーランド、オーストラリア、米国、カナダ、イギリスのパスポート所持者だけがe-Gateサービスを受けることができた。中国パスポートの約70%が新版の電子パスポートであり、新版を所有する人はシンガポール入国時にe-Gateサービスを利用できる。しかし、12歳以下の児童はこのサービスを利用できない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月21日