ニューデリーの小米ファンのグプタさんは、「同スペックのモデルと比べると、小米はコストパフォーマンスが高い。そのほかに、アフターサービスも良く、修理の費用が安く速い。中には修理に携帯電話1台分と同じくらいかかるメーカーもある」と話す。インド・ハリヤーナー州グルガオンのある携帯電話ショップで、記者は多くの人が小米の携帯電話を購入しているのを目にした。
インドの携帯電話ユーザーは9億人超だが、スマートフォン普及率は20%以下で、スマートフォン需要はそれほど高くない。インドは中国、米国に次いで3番目に大きい携帯電話市場で、成長の潜在力は大きい。そのため、小米はインド市場に力を入れており、向こう2年でインドに「小米の家」を100店舗開設することを計画している。
インドの中国製携帯電話に対するイメージも大きく変化している。インドのIT業発展に注目している中国の某インターネット会社インド部門責任者の王超氏は、「インドで初めてブームを引き起こした中国の携帯電話メーカーは、深センの基伍というあまり知られていないメーカーだった。当時、インドでの出荷台数はノキアやサムスンをはるかに上回っていた。前回のブームと比べて、今回のブームはインド市場に根を張り、ブランド意識を確立することを強調し、国際化と現地化をしっかりと行っている」と話す。王超氏は、「兵家の戦いの地」であるインド市場は、中国の携帯電話ブランドのグローバル化に向けた踏み台になっているとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月24日