現在、中国のEC取引額は世界の4割を占め、フランス、ドイツ、日本、イギリス、米国の5カ国の合計を超えている。仮想現実(VR)、自動運転車、3Dプリンタ、ロボット、ドローン、人工知能(AI)の分野における中国のベンチャー投資の規模は世界3位である。
マッキンゼー・グローバル・インスティチュート中国副院長の成政珉氏は、「発展するデジタル化技術は既存の構造を変え、業界のバリューチェーンを再構築し、デジタル化がもたらす創造的な逆転が世界を席巻している。中国において、伝統的業種の効率の低下、新技術と業務の商用化の潜在力の拡大という変化が激しく起きている」と述べた。
また、「デジタル化が進むにつれ、中国経済も活発になる。より多くの中国企業がグローバル競争に加わる能力を持ち、中国製のデジタルのビジネスモデルを輸出することも可能だと思う」と話した。
報告は、中国の労働生産性は経済協力開発機構(OECD)の平均水準のわずか15%~30%だが、中国経済の規模の大きさ、モデル転換の速さ、産業効率の低さを見ると、デジタル化のモデル転換の成功率は世界のその他の地域より高いと見込んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月5日