電子ゲームブームが中国を席巻 eスポーツの発展を促進

電子ゲームブームが中国を席巻 eスポーツの発展を促進。中国のeスポーツの発展は外国メディアから注目を集めている…

タグ:eスポーツ 中国 電子ゲーム

発信時間:2017-12-14 14:53:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


   中国のeスポーツの発展は外国メディアから注目を集めている。『Daily Sabah』の報道によると、中国の電子ゲームの発展はeスポーツの発展を促し、世界から注目されている。

 

 上海市の外れにある工業パークで、中国eスポーツチームEDGのメンバー十数人がヨガをしている。彼らはヨガでリラックスするほか、週の6日をeスポーツのトレーニングにあて、中国eスポーツ業界にとって重要な存在である。彼らはバーチャルゲームに多くの時間を費やし、「LOL」または騰訊(テンセント)の「王者栄耀」などの対戦型ゲームのトレーニングに力を入れる。

 

 トップクラスのeスポーツ選手の年収は3000万元に上る。収入は大会の賞金、宣伝のギャラ、オンライン中継で観戦するファンからのものである。ゲーム関連の調査会社Newzooの統計によると、中国のeスポーツブームは中国の電子ゲーム市場の発展によるもので、中国は世界最大の電子ゲーム市場になり、2017年の市場規模は275億ドルに達する見通し。テンセントや網易(ネットイース)などのゲーム開発会社、アリババグループなどは電子ゲームを次々と開発し、ファンで競技場を埋め、放送権を販売して運営している。

 

 アリババの子会社アリスポーツeスポーツの王冠総経理は次のように話す。eスポーツの成長が最も早く、需要が最も大きいことに気づき、その動きに合わせている。中国各地の都市もeスポーツテーマパークやeスポーツ競技場を通した市場の急成長を望んでいる。ゲーム分野の学位を設ける大学も登場した。世界eスポーツ競技会を組織するアリスポーツもアジア競技大会理事会に働きかけ、eスポーツを2022年杭州アジア競技大会の競技種目にすることに成功した。eスポーツブームは11月に北京で開かれたリーグ・オブ・レジェンド(LOL)の決勝で起こり、優勝賞金は400万ドルを超えた。北京国家体育場に4万人以上が集まり、韓国のゲーム界で有名なFakerとCuVeeがスター並みの待遇を受けた。会場はサッカーの大会より賑やかとなり、eスポーツが中国で一種の趣味、大衆のスポーツになったことを示した。

 

 北京市の17歳大学生の江平さんは、おばと一緒に4000元以上かけて決勝を観戦し、「とても幸運」と話している。報道によると、需要が非常に高く、ダフ屋が販売する入場券は原価の20倍以上に膨れ上がった。江平さんは取材に対し、「5年前、このゲームをプレイする人はまだそれほど多くなかったが、現在はLOLのプレイヤーが非常に多い」と話した。このゲームは中国のものであり、テンセントはLOLの開発会社ライアットゲームズを買収している。

 

 複数の地方政府が専門的産業の発展を模索し、上海から3時間の距離にある蕪湖市もeスポーツに目をつけている。これは中国のeスポーツ市場が有望視されていることを示す。蕪湖市は5月、eスポーツ大学と競技場を建設することでテンセントと契約した。重慶市忠県などの都市も施設を建設し、eスポーツブームで利益を得ようとしている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月14日

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