スマート駐車 都市の「駐車難」解決に繋がるか

スマート駐車 都市の「駐車難」解決に繋がるか。

タグ:スマート 駐車 都市

発信時間:2017-12-23 10:01:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   中国の北京市などの大都市の住宅地には車が隙間なく停められ、道路沿いでも駐車スペースが見つからず、駐車は度胸と運を試す。「スマート駐車」はこの問題を根本から解決するかもしれない。

 

 駐車難が都市部で深刻化している。調査によると、都市中心エリアの渋滞の30%が駐車スペース探しによるもので、駐車難は渋滞に拍車をかけ、首都の北京市ではより深刻となっている。中国科学院文献情報センターと北京市科学技術協会が共同で主催した中国科訊イノベーションサロンで、多くの専門家が「スマートシティとスマート駐車の応用策略」について、駐車難の解決策を話し合った。

 

 「スマート駐車」構想に基づき、北京市は「シェア駐車」改造の試験を開始した。ある住宅地では1000台分の駐車スペースが飽和状態だが、改造後は車両の出入り識別、内外機関の段階式料金徴収、頻度別の駐車スペース管理、時差シェアなどの措置を通し、駐車スペースを約30%増やすという。「シェア駐車」は「スマート駐車」の初級応用モデルになる。

 

 専門家は、世界の都市化推進と情報化のハイレベルへの発展が合わさり、「スマートシティ」は都市の人口膨張、交通渋滞、環境汚染、資源不足などの重大問題を解決する有効的な方法だと考える。ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、モバイル通信などのスマート技術を都市の各分野に導入し、政府、企業、住民にサービスを提供するという。

 

 スマート駐車は「スマートシティ」建設の重要課題の1つである。社会・経済の発展に伴い、自動車保有量が急増し、渋滞、交通事故、排気ガスなどの問題が浮き彫りとなっている。また、駐車難も社会、交通管理部門、道路、駐車場運営業者が解決すべき問題である。


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