先日開かれた中国ロボット産業発展大会で中国ロボット産業連盟が発表した統計によると、2017年の国産産業ロボット販売台数は引き続き増加し、上半期の販売台数は1万8519台に達した。価格変動要因を除いて計算した場合、前年比22.9%増となる。
中国ロボット産業連盟の曲道奎理事長は、「応用分野の拡張が国産産業ロボット市場の持続的成長を支えた。国産産業ロボットは国民経済の37業種、102分野に奉仕し、前年比で3業種、11分野増加した」と話す。
100以上の分野で使用されるロボットは、何をするものか。
応用分野を見ると、運搬やローダーに最も多く使用されている。2017年上半期、この分野に導入されたロボットは1万2879台で前年同期比24.33%増加し、販売総数の64.1%を占めた。
溶接・ろう付けは国産ロボットの応用が2番目に大きい分野で、販売台数は3033万台、上半期の国産ロボット販売総数の16.4%を占めた。
販売台数を見ると、自動車製造、コンピュータ、通信・電子機器製造、一般設備製造、電気機械・機材製造は産業ロボットを多く導入し、2017年上半期の産業ロボット販売総数のそれぞれ17.3%、15.1%、13.4%、10.2%を占めた。曲道奎氏は、「業種の増加に伴い、ロボットを多く使用する業種の比率が低下し、産業ロボットの使用範囲は広がっている」と話す。
川崎(重慶)ロボット工程有限公司の廖旭東副会長は、「5~6年前はロボットが産業になるなど誰も予想していなかったが、現在は多くの企業から提携の話がある。ロボットを生産できる企業は全国各地で人気がある」と話した。