中国環境保護部の責任者は18日、2017年通年の大気品質状況のデータを発表した。それによると、全国338の地級以上都市の1−12月の大気品質優良日数の割合は平均78.0%で、前年比で0.8ポイント減少した。PM2.5の濃度は6.5%低下の43μg/m3。PM10の濃度は5.1%低下の75μg/m3。
北京市の2017年の大気品質優良日数の割合は6.9ポイント増の62.1%。PM2.5の濃度は20.5%低下の58μg/m3、PM10の濃度は5.6%低下の84μg/m3。北京市環境保護局は今月上旬、北京が国家「大気汚染防止行動計画(大気十条)」の目標を達成したと発表した。優良日数は2016年より28日増加し、226日に達した。重度汚染日数は16日減の23日。北京市ではこの5年間で主要汚染物の年平均濃度が大幅に低下し、特に二酸化硫黄の下げ幅が最大となった。2017年の二酸化硫黄の年平均濃度は、初めて1桁台の8μg/m3を記録した。
74都市のうち、1−12月に大気品質が割合に悪かった10都市は、石家荘、邯鄲、邢台、保定、唐山、太原、西安、衡水、鄭州、済南の順。大気品質が良かった10都市は、海口、ラサ、舟山、アモイ、福州、恵州、深セン、麗水、貴陽、珠海の順。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月18日