国家統計局が20日に発表したデータによると、全国人口変動サンプリング調査データから推算すると、2017年の出生数は1723万人で前年より微減したが、第12次五カ年計画期間(2011−15年)の1644万人という年平均水準を大幅に上回り、2000年以降では2番目の水準となった。特に二人目の出生数が前年より大幅に増加し、比率が上昇を続けている。
国家統計局人口・就業司の李希如司長によると、2015年の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)で、夫婦に二人目の子供の出産を全面的に認めることが決定されてからの2年間に渡り、中国の出生数が大幅に増加している。全国人口変動サンプリング調査結果によると、中国の2016年の出生数は1786万人、2017年は1723万人で、全面的な「二人っ子政策」が実施される前の第12次五カ年計画期間を142万人、79万人上回った。2017年の出生数が前年よりやや減少した主因は、一人目の出生数が大幅に減少したことだ。
李氏によると、2017年は中国の全面的な「二人っ子政策」の実施2年目であり、政策の効果が最も直接的に反映される年となった。政策効果の影響により、2016年には二人目の出生数が急増し、第12次五カ年計画期間の平均水準を大幅に上回った。2017年には二人目の出生数が883万人に増加し、前年より162万人増えた。二人目が出生数全体に占める比率は51.2%で、前年より11ポイント増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月22日