北京市環境保護局の于建華チーフエンジニアは26日、2017年の北京・天津・河北地区のPM2.5年平均濃度は64マイクログラム/㎥で、2013年より39.6%低下したと明かした。同地区はスモッグ改善を引き続き強化する。
北京市第15回人民代表大会第1回会議の記者会見で明かされた内容によると、北京・天津・河北地区および周辺地区は近年、排出削減、スモッグ改善に共同で取り組んでいる。大気汚染は移動するため、改善には地域協力が不可欠で、共同で防止・抑制・整備することは大気改善に重要であり、北京・天津・河北地区および周辺地区の大気は大幅に改善されている。
于建華氏によると、2017年の北京・天津・河北地区および周辺7つの省・区のPM2.5年平均濃度は55マイクログラム/㎥で、2013年より37.2%低下。北京・天津・河北地区の年平均濃度は64マイクログラム/㎥で、2013年より39.6%低下。北京の年平均濃度は58マイクログラム/㎥で、2013年より35.6%低下した。
于建華氏は、「天津、華北などの周辺地区と引き続き協力を強化し、地域のクリーンエネルギーの供給、産業のエコ発展とモデル転換、交通分野の汚染削減などを推進する」と述べた。
北京市は次の大気クリーン行動計画を制定・実施する。于建華氏によると、PM2.5発生源の解析をもとにスモッグを改善し、高排出ガス車の改善を重点とする計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月29日