時速600キロの高速リニア交通システム技術案が25日、青島市で専門家の審査に合格した。これは中車四方股份公司が担当する国家重点研究開発特別プロジェクト「高速リニア交通システム重要技術」課題の、段階的な重要成果だ。課題の計画によると、2018年に試作機を開発し、2020年に時速600キロの高速リニア列車の試作車を開発し、5キロの試験レールでの検証を終える予定だ。
◆各国が高速リニア輸送案を決定
高速リニアは新型先端レール交通技術であり、その長所が多くの国から注目されている。ドイツ、日本などの先進国は異なる技術路線を採用し、多くのリニア交通輸送案を発展させている。
日本の超電導リニア技術は試験で時速603キロを記録している。ドイツのリニア技術の試験の最高速度は時速505キロで、中国の上海市で営業速度が時速430キロの、世界初の商用運営高速リニアラインを敷設している。しかし時速600キロの高速リニアシステム及び実用化は、中国では依然として空白のままだ。
◆中国の高速鉄道・航空機間の速度の空白を補う
情報によると、高速リニア交通システム重要技術研究課題は、中国科学技術部の「第13次五カ年計画」国家重点研究開発計画「先進レール交通」重点特別プロジェクトの課題の一つであり、中国で初めて企業が中心となり実施する国家重点研究開発特別プロジェクトの一つでもある。