イギリスメディアによると、中国環境保護部のある官僚は1月31日、中国が2020年までの3年間のスモッグ対策強化に関する計画を制定中だと明かした。過去5年の汚染改善行動により、中国は1月に大気質の目標を達成した。
ロイター通信の1月31日の報道によると、環境保護部の劉友賓報道官は、環境保護部の官僚が「青空保衛戦3年計画」を制定中で、重点工業エリアの制限をより厳しくする方針だと明かした。
北部の北京・天津・華北、南部の長江デルタ、珠江デルタなどが制限の主な対象になるという。
劉友賓氏は、「環境保護部は北京・天津・華北を引き続き重点にし、長江デルタ、東北、成都、重慶などにも関心を寄せる」と述べた。
中国が2013年から17年にかけて実施した行動計画は、スモッグ多発地域である北京・天津・華北のPM2.5などの危険顆粒物の濃度を25%以上削減し、上海と広州がある長江デルタと珠江デルタの汚染物の濃度をそれぞれ20%と15%削減するというものだった。
2017年1月と2月のPM2.5の数値は記録を更新したが、2017年末に中国は13年から17年の大気質目標を達成した。これは石炭使用の制限、冬に北部都市の汚染企業28社の生産減少などによる結果である。
この行動は3月に終わり、中国は企業を永久的に監督管理し、2017年の目標達成後に後退しないよう努めたい考えである。