中国はアジアの高等教育強国になりつつあり、そのアジア市場における急台頭の勢いに衰えは見られない。米フォーブス誌(電子版)が6日、伝えた。
6日に発表された大学ランキングを見ると、中国はアジアのライバルを打ち倒し、西側の伝統的な覇者としての地位を脅かそうとしている。
アジア最高の大学の5分の1弱が中国にある。その多くが大きな進歩を実現すると、日本や韓国のライバルの順位を落とす。
タイムズ・ハイアー・エデュケーションによるアジア大学ランキングを見ると、中国本土の7校がトップ20に入っている。他にも中国香港から5校入選。中国香港からトップ10入りした大学は3校で、最多となった。
同ランキングを作成した担当者によると、中国の成功は20年間の取り組みによる、高等教育水準の向上の結果だ。
「中国は同ランキングで毎年進歩しており、2018年も例外ではない。この結果は、20年以上に渡る投資が収益を手にしたことを示している」
首位はシンガポール国立大学だったが、中国の台頭はその他のアジア諸国のトップ校の順位を落とす。
トップ350位内の日本の大学は中国よりも多いが(日本は89校、中国は63校)、中国の数が増加傾向を示している。
東アジアは全体的に有利な地域としての地位を確立しており、トップ350校の5分の3を占めた(ランクインできなかった大学もあるが)。上述した担当者は「韓国が力を失いつつあるようだ。中国以外の東アジア諸国はいっそう努力しなければ、世界最大の大陸における激しい競争で生き残ることができない」と述べた。
アジアトップ10校は下記の通り。
1.シンガポール国立大学(シンガポール国立大学)
2.清華大学(中国本土)
3.北京大学(中国本土)
4.香港大学(中国香港)
5.香港理工大学(中国香港)
5.南洋理工大学(シンガポール)
7.香港中文大学(中国香港)
8.東京大学(日本)
9.ソウル大学(韓国)
10.韓国科学技術院(韓国)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月8日