ヘリコプターから見下ろしたイネクスプレシブル島にある中国のロス海新基地の臨時建築(2月7日)
20日以上にわたる工事を終え、5カ所目の中国南極科学調査基地となるロス海新基地が2月7日、イネクスプレシブル島で正式に定礎した。ロス海新基地は南極3大湾の1つであるロス海の沿岸に位置し、太平洋セクターと向き合い、南極地区の岩石圏、結氷圏、生物圏、大気圏などの典型的な自然地理ユニットが集中するエリアで、重要な科学研究価値がある。米国、ニュージーランド、イタリア、ロシアなどがこのエリアに7カ所の科学調査基地を建設しており、世界最大の海洋保護区もある。 中国のロス海新基地は4年後に完成する予定で、通年の科学調査ニーズを満たし、地質、気象、隕石、海洋、生物などの科学調査の条件を備え、リアルタイムの遠隔監視、航空保障作業を実現する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月8日