春節が近づき、多くの人が旅行を計画したり、帰省の準備をしたりしている。昆明市のペット預り所はピークを迎え、多くのペットショップに空きがなくなり、価格も普段の20%増しとなっている。某ペットショップで働く趙さんは、「春節の7日間で給料1カ月分を稼げる。今年は昆明で可愛いペットと一緒に年を越す」と話した。
ペット預り業務に対する要求が高まり、費用1日100元で預かる高級ペットショップも登場している。ペットたちはヨーグルトや果物を食べ、ペット用ランニングマシンで運動できる。また、海南航空や四川航空などはペット用航空券も発売している。試験導入の路線に昆明は含まれていないが、関係者は「効果があれば、範囲の拡大を検討する」と話す。
複数のペットショップに空きがない状態
「飛行機で帰省するため、連れて帰るには手続きが面倒。連れて帰っても、毎日親戚周りなどをするため誰も世話できず、迷子になる可能性がある」と話す重慶市出身の郭さんは、2月10日に飛行機で帰省し、旧暦1月15日以降に昆明に戻る。1月中旬から、彼女はペットのトイプードルを預けられるペットショップを探し回った。
「費用が高すぎる。半月分の給料がなくなる」と郭さん。彼女は近所のペットショップ数軒を周ったが、どこも同じで、1カ月で1500元前後かかる。サモエドを飼っている程さんは、「費用が高く、1日90元もする。ドッグフードも持参し、ケアなどの費用も合わせると半月で1500元前後になる」と話した。
記者は広福路にあるペットショップを訪れ、3匹の大型犬の散歩をする男性を目にした。犬は興奮しているようで、しきりに甘えたり、リードを引っ張ったりしている。「店で7匹の大型犬と7匹の小型犬を預かっているが、従業員は6人だけで、春節には3人になる。散歩するだけでも大変」と、ペットショップ店長の楊代聡さんは犬に餌をやりながら話した。1袋50キログラムのドッグフードはすぐに底をつき、餌をやりに行くと犬たちが何度も催促し、吠える。「40個近くのケージがあり、毎日の餌やりと掃除だけでも疲れ果ててしまう」と楊代聡さん
オープンして2年になるこのペットショップは、毎年春節の1カ月前に預かりのピークを迎える。春節中の費用は普段より20%高い。
市民の要求が高まり、一部の業者は5つ星ホテルを参考にした高級預かりサービスを開始した。ケージを大部屋にするなどしているが、価格は高く、1日100元する。
猫と犬以外の動物を預かるペットショップもある。盤龍区白龍路のペットショップオーナーの陳欣悠さんは、「猫と犬以外に、チンチラ、ウサギ、トカゲ、テン、小型の鳥類なども預かる。市民は様々な動物を飼い、情勢に合わせないと生き残れない」と話す。