アリババは2月21日、淘宝、天猫、支付宝、菜鳥、飛豬、高徳など10以上のアプリの2月1日から18日までの運営データをもとに、『2018中国人新年俗報告』を発表した。アリババが「一家」の名義で中国人の春節の新習慣をデータ化したのは初めてであり、一度は薄れた伝統の新年の風習がインターネット技術の向上により回復していることが示された。
正月用品の購入は毎年の春節に欠かせないことである。しかし、天猫の統計によると、春節に購入していた特産品、健康食品、衣類・靴・帽子の「3アイテム」はドローン、スマートスピーカー、掃除ロボットの「次世代の3アイテム」に変わり、スチームモップ、食器洗い機、窓拭きロボット、調理ロボットの購入者増加幅は320%、188%、169%、145%に達した。
携帯電話で「福」の字を読み取ることは春節の新たな習慣になりつつある。南はアルゼンチンのウシュアイア、北はヨーロッパ大陸の端のトロムソにいたるまで、「福」の字を読み取る活動に世界の2300都市以上が参加し、大晦日の22時18分になると世界の2億5100万人が携帯電話で5つの「福」を集め始めた。
中粤金橋の投資パートナーで品優網の創始者の羅浩元氏は『科技日報』に対し、「2016年春節にアリババは5つの福集めの活動を開始し、今年は傘下の複数のブランドが20億元以上を出した。アリババがお年玉を積極的に出すのはWeChatPayに対抗するためだけではなく、多くのコア業務に『超級流量』(スーパー・データ通信量)の支持が必要で、春節はアリババ系列が低コストでデータ通信量を取得できる重要な時期なためだ」と話した。