『春節聯歓晩会』を見ながら「福」集めをすることは中国人の年越し風景の1つになっている。北京市民は縁日に行くが、携帯電話で入場券を争奪することがブームになった。
大麦網の統計によると、春節期間中の地壇廟会の入場券は2秒でなくなり、インターネット販売の新記録を更新した。龍潭廟会、延慶氷雪文化廟会などの人気スポットの入場券も20秒で売り切れた。
また、映画鑑賞も家族団欒の一種のスタイルになっている。淘票票の統計によると、新年1月1日だけで一度に3枚以上の映画チケットを購入した人は前年より90%増加した。
当然、食事は中国人の春節に最も重要な風習だが、家ではなく、外食する人が増えた。
口碑網の統計によると、大晦日に口碑網と支付宝で夕食の会計をした人は30万世帯に達した。話題の盒馬鮮生の春節期間の各店舗の消費も多く、北京、杭州、上海では来店して消費した人の数が普段より131%,129%,89%増加した。
「福」の字を貼る、正月用品を買う、縁日に行くなど、お年寄りの記憶に残っている春節の風習がインターネットにより復活し、新しい風習になったことについて、文化学者の張頤武氏は「私たちの消費習慣、生活スタイルは絶えず変化しているが、中国人の重要な伝統行事である春節に代わるものはない」と話した。
中国民俗学会副理事長で北京大学教授の段宝林氏は、「春節への想いは、実は春節を懐かしみ大事にすることによって生まれる伝統文化の内核である。風習は変化したが、雰囲気は無くならない。新しい風習も伝統の風習も春節文化である」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月23日