全国人民代表大会代表で中車株洲電力機車有限公司会長の周清和氏は3日、「2.0版」快速リニアモーターカーは試験生産・組み立ての段階に入り、年内にラインオフする計画だと明かした。中国が自主開発する最速のリニアモーターカーになる。
周清和氏によると、以前に長沙リニア快速線のために開発した中国初の中低速リニアモーターカーと比べて、「2.0版」は速く軽く、乗員定数も多い。直線トラクションモーターなどのコアパーツの性能を引き上げることで、時速を100キロから160キロに引き上げるという。
短コイル構造のリニアモーターカーの世界最高時速は100キロである。導入後、「2.0版」の時速は世界一になり、中国のリニア産業と技術レベルの地位確立を推し進めると見られる。
周清和氏は、「2.0版」は登坂能力が高い、回転半径が小さい、騒音が小さいなどの特徴があり、都市中心部、都市・衛星都市間、都市圏間、地形の複雑な景勝地内での運行に適していると紹介。都市化建設、「一帯一路」建設、グローバル戦略を推し進める乗り物になるとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月5日