スマート駅で長沙市を感じる。今年の春運(春節帰省ラッシュ)期間、長沙駅は「インターネット+」とビッグデータの運用をよりどころ、スマート駅の建設を進め、春運インテリジェント化を構築し、乗客の安全を前提に科学技術革新を強化し、安全性を大幅に向上させた。
2月23日13時10分、広州行きのK6581次列車に乗る王宇順さんは駅の入り口に着いた。2年も帰省していない彼は、まず人が立っていた乗車券チェックカウンターがカメラ付きの機械に変わっているのを目にし、疑問に思った。ボランティアに言われて乗車券と身分証を自動検査機に置くと、わずか4分で顔認証をして駅に入ることができた。
長沙駅は広鉄集団が最初に自動検査機を導入した普通快速駅で、今年は入り口に14台設置。2016年末以降、619万2119人が利用し、自動検査機は長沙駅をサポートしている。乗客の乗車券、身分証、人が一致することを前提に、平均3~5秒でチェックし、時間と人力を削減すると同時に、混雑する春運期間の効率も高めることができる。
長沙駅の劉菁副駅長によると、駅に巨大な「データスマート処理システム」があり、特定の乗客が駅に入ると、人工チェックでも自動チェックでもシステムに記録され、乗客サービスセンター、入り口のスタッフ、「雷鋒サービスチーム」に連絡が行き、入り口と乗車する列車をもとにその乗客を探し、心温まるサービスと安全防護を提供する。
2月23日午後2時30分、張英さんは長沙駅の待合室で困った表情で立っていた。彼女は大きな荷物を背負ってスーツケースを引き、10歳にもならない2人の子供を連れていた。彼女はスマート・インタラクティブシステムの前に行き、「助けを求める」の画面に入り、通話ボタンを押した。3分後に2人のスタッフが駆けつけ、彼女を列車に無事に乗せ、列車長に配慮するよう頼んだ。
長沙駅の王洪軍駅長によると、待合室と乗車券売り場にある7台のスマート・インタラクティブシステムは2回目の春運を迎えた。同システムは待合室、乗車時間、地図などの情報を提供し、乗客が困った時に助けを呼ぶこともできる。
スマート・インタラクティブシステムを通して、乗客はスタッフのサービスの質や駅の環境を評価できる。王洪軍駅長は、「出入り口、地下道、ホームなどに乗客のためのスマート・セキュリティシステムを設置したのは、乗客の安全を守るため」と話す。各重点場所のカメラが乗客の疾走、転倒、通路の逆行、警戒線への侵入などの異常な行動を察知すると、システムがデータ化し、アルゴリズム解析を通して異常データを警告発信し、スタッフに事前に対応するよう呼びかける。
今年の春運、長沙駅は全国で真っ先にスマート水供給システムを導入し、乗客が使用する水を確保すると同時に、列車の安全面も改善した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月18日