リモコンを使わず、口を動かすだけで簡単に操作し、「指令」を出さなくてもテレビが心を読み取って見たい番組に切り替えてくれる。人工知能(AI)の応用が進むにつれ、家電分野に「スマート」の風が起きている。
中国工業情報化部が17日に明かしたところによると、中国工業情報化部はAIの家電分野などへの応用の支援に重点を置く。2020年までにスマートテレビ普及率は90%に達する見通し。
AIの多くの技術の中で、自動音声応答(IVR)技術は最初に応用段階に入り、大きな潜在力がある。この技術を基礎としたスマートテレビは次の戦いの場とされ、多くの家電企業が参入している。2020年、世界のAIシステムが家電企業にもたらす利益は470億ドルになると予想されている。
百度の創業者の李彦宏氏は、「数十年前、リモコンはテレビの操作方法を変えたが、現在はAIによりテレビが人を理解できるようになっている。AIは人の言葉を理解するだけでなく、言葉を発する前に要求を察知する」と話した。百度はスカイワースと戦略提携を結び、ビッグデータとAI技術を整合してスマートテレビを共同開発し、家電業界のモデル転換を加速化する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月19日