24時間スマート書店を利用する市民
4月11日、北京市石景山区の八角南路住宅街にスマート書店が設置され、多くの市民が興味を示した。これは石景山区が設置した市内最初の24時間スマート書店で、本棚のQRコードを読み取ってアプリをダウンロードし、身分証登録を行うだけで無料で本を借りたり、安くで購入したりできる。
八角南路の住宅街に設置されたスマート書店は人間と同じ高さで、24枚の本棚に500冊が並んでいる。記者が体験したところ、携帯電話で本棚についたQRコードを読み取ってアプリ「文軒雲図」をダウンロードし、登録手続きを終えて99元の保証金を支払うと、システムのメインページに入る。「スキャン」機能で本棚のコードを読み取るだけで扉を開けて無料で借りることができる。
この本棚は図書館であると同時に、簡易書店でもある。2割引で本を購入でき、原価33元の『時代簡史』を26.4元になる。
文軒雲図24時間スマート書店の責任者の鄭瑋氏によると、誰でもスマート書店で2冊の本を無料で借りられる。返却後に再び借りることもでき、貸出期間は15日で、5日延長することも可能。また面白い機能もあり、自分が借りた本に知人が興味を持てば「又借し」機能で他人名義に移し、スマート書店に行く必要はない。
石景山区文化委員会の担当者によると、24時間スマート書店は全区総合発展文化事業と文化産業のプロジェクトの1つで、区の公共文化サービス体系モデル区を建設し、書店の発展をサポートし、市民の文化生活を充実させることを目的としている。第1陣で10カ所の24時間スマート書店が設置され、運営を開始している。石景山区は今月中に彫塑公園、八角文化広場、八角北里住宅街、八角北路住宅街など20カ所以上にスマート書店を設置し、年内に20カ所以上に設置する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月13日