英メディア:中国がクリーンエネルギーのリーダーに

英メディア:中国がクリーンエネルギーのリーダーに。英BBCは4月18日、「中国は世界を打ち負かし核融合とクリーンエネルギーのリーダーになったのか」という見出しで…

タグ:クリーン エネルギー

発信時間:2018-04-19 14:09:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   英BBCは4月18日、「中国は世界を打ち負かし核融合とクリーンエネルギーのリーダーになったのか」という見出しで、「汚染改善が世界の共通認識になり、クリーンエネルギー需要が増加するこの時代、中国の科学者は専門家が言うエネルギーの聖杯のようなものを作り、クリーンエネルギー競争で世界のトップに立とうとしている」と伝えた。

 

 筆者は安徽省合肥市の科学島にある世界初の全超伝導トカマク型核融合実験装置「東方超環」(EAST)を訪れた。EASTはサイクロトロンを密閉した円形の空間で、水素核融合反応で発生する水素原子エネルギーは太陽中心部の何倍にも達する。世界で見ると、多くの国が原子エネルギー開発と応用でイニシアチブを握りたいと考えるが、中国科学院プラズマ研究所が持つ設備ほど安定して長時間稼働できるものを開発できていない。同実験室の専門家は、「現在の記録は100秒で、時間は毎年延びている。合肥市のこの実験室の目標は安定稼働時間を10倍に、温度を1億摂氏度にすること」と話す。


 核融合技術に頼り中国全体を照らすにはまだ数十年かかることはわかっているが、政府は巨額を投資しプロジェクトを支援している。中国科学院プラズマ研究所の宋雲濤研究員は、「巨額費用がかかるが、中国の未来のエネルギーの持続的発展に大きな意味がある。5年以内に実験用原子炉の設計を終えたい。目標が実現すれば、世界初の核融合原子炉になる」と話した。同チームの最終目標は、核融合エネルギーを中国のエネルギー需要を持続的に満たせる電力供給源にすることだという。この過程にはまだ時間がかかるが、中国は慎重に各試練と向き合い、「追随者」から「リーダー」になろうと取り組んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月19日



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