中国中央テレビ総合チャンネルが4月12日夜のニュースで伝えたところによると、中国の深海水中グライダーが初の8213メートル潜水任務に成功し、中国の水中グライダーの潜水深度記録を6000メートルから8000メートルに更新した。これは中国にとって重大な意味を持つ。
水中グライダーが約1万メートルまで潜水し、世界先進レベルに近づいたことは、中国の海洋科学調査および深海無人設備の発展を後押しする。
央視網によると、青島海洋科学・技術国家実験室の船隊メンバー「向陽紅18」科学調査船は同日、国家海洋局深海基地に停泊し、30日にわたるシェアリング航海任務を円満に終えた。
「向陽紅18」は中国が自主的知的財産権を有する「海燕-4000」級水中グライダーや「海燕-10000」メートル級水中グライダーなど31組の設備を搭載してマリアナ海溝に向かい、18の断面の潜水観測を実施した。うち、深水4000メートルで3つの断面を観測し、最大作業深度は8213メートルに達し、潜水深度の世界記録を更新した。また、大量の貴重な深海観測データを取得し、海上テストを順調に終えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月23日