報告:00年以降生まれのネット残高は90年代生まれより多い

報告:00年以降生まれのネット残高は90年代生まれより多い。

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発信時間:2018-06-08 14:13:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 騰訊(テンセント)はこのほど、ソーシャルデータをもとに『2000年以降生まれ研究報告』を発表した。『報告』によると、2000年以降生まれの平均ネット残高は約1840元で、最年長が今年成人したばかりの2000年以降生まれの人たちのネット残高は1990年代生まれの社会人の2倍以上であることがわかった。報告は、2000年以降生まれの家庭の所得が多いことが主な要因としている。80年代生まれ、90年代生まれと比べて、00年以降生まれは成長過程で財務の自己決定権を有し、鮮明な世界観、価値観、消費感覚を持ち、00年以降生まれの60%以上が趣味にお金をかけている。


ネット消費に意欲的な90年代生まれ 預金する余裕ない


 騰訊の研究報告によると、90年代生まれの平均ネット残高はわずか815元となっている。90年代生まれは社会人になり自分の力で生活する必要があり、ネット消費に意欲的であることと関係していると考えられる。


 今年卒業したばかりの王さんは民間企業で実習を受け、給料は少なく、1ルームマンションの家賃を払うので精一杯で生活費は親から支援してもらっている。「預金はあるか、お金に余裕があれば預金するか」という質問に対し、彼は「2~3年はお金に余裕ができないだろう」と話した。


 月収数千元の卒業したばかりの90年代生まれと比べて、28歳の陳さんは同年代の中でも多めの給料をもらっている。陳さんはフィットネスクラブのプライベートトレーナーをしており、毎月給料は異なるが1万元以上はもらえる。陳さんは、「給料が多ければ使うのも多く、一流の化粧品を使い、しょっちゅう旅行に出かけ、残高は常に1000元以下」と話す。


 ネット消費に意欲的な90年代生まれはインターネットローンの主力軍でもある。螞蟻花唄が発表した『2017年若者消費生活報告』によると、中国の約1億7000万人の90年代生まれのうち、螞蟻花唄の登録者は4500万人に達している。つまり、4人に1人が螞蟻花唄を利用しているということになる。支付宝の支払い方法で螞蟻花唄を選ぶ人の割合は90年代生まれが最も価格、約40%となっている。


親の支援受ける2000年以降生まれ ネット残高は90年代生まれより多い


 『2000年以降生まれ研究報告』によると、2000年以降生まれの平均ネット残高は約1840元で、主に家庭の所得が多いことが要因と考えられる。また、彼らは消費能力が高く、財務の自己決定権も持っている。


 記者がインタビューしたところ、小学生の間でWeChatの「紅包」(お年玉)を友人同士で送り合うことは春節の恒例行事になっており、「紅包」の金額が1000元近くの人もいることがわかった。中には普段から宿題を聞き、お礼として「紅包」を送る小学生もいる。これらのお金の出所は、親からもらったお年玉や小遣いだという。

 

 『羅輯思維』(Logic Show)創始者の羅振宇氏は今年の新年のスピーチで、「ビジネスの観点から言うと、新たに台頭した2000年以降生まれは将来、消費の主力になる」と述べた。中産階層の台頭と物質が豊富な時代は、裕福な2000年以降生まれを形成した。では、2000年以降生まれの消費感覚はどうだろうか。研究報告によると、彼らの消費傾向にはいくつかの特徴がある。1つ目は、注目し信頼するブランドまたはアイドルがいる。2つ目は、62%が自分の趣味にお金を使う。3つ目は、半数以上が海外ブランドを高く評価するのではなく、国産ブランドも劣っていないと思っている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月8日

 

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