長江三峡地区で地球最古の足跡が見つかる

長江三峡地区で地球最古の足跡が見つかる。『Irish News』の6月6日の報道によると、科学者が5億5000万年前の小動物の足跡の化石を発見したと発表した…

タグ:長江 三峡 地球 最古 足跡

発信時間:2018-06-08 13:58:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  『Irish News』の6月6日の報道によると、科学者が5億5000万年前の小動物の足跡の化石を発見したと発表した。地球最古の足跡となる。この生物の足跡は1センチほどで、死体は発見されておらず、謎に包まれている。科学者は昆虫またはカブトムシ、ヤスデのような節足動物のものとみている。

 

 これらの生物の足跡と穴の開いた化石は中国南部の長江三峡地区の岩層で発見され、今から5億4100万年から5億5100万年前のものとみられる。カンブリア爆発(5億1000万年から5億4100万年前の生物の爆発的増加)以前の節足動物が見つかったのは初めて。これらの足跡にはそれぞれ変わった特徴があり、不規則で乱れた足跡もあり、この生物が不器用な動きをしていたことを示している。

 

 中米研究チームを率いる米バージニア工科大学の肖書海博士は『サイエンス・アドバンス』誌に掲載したレポートに、「足跡が不規則であり、この生物の付属器官はアンバランスで、現代の節足動物によく見られる波型の足跡と大きく異なる」と記した。肖書海氏は、「これらの足跡はこの生物の付属器官がアンバランスだったことの証拠になり得る。この生物は這いながら穴を掘る対称の形だったことが現在わかっている。付属器官は対称についていたが、不器用な動きをしていたとみられる」と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月8日


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