国家発展改革委員会(発改委)が先ごろ発表した中国の消費動向をまとめた『2017年中国居民消費発展報告』によると、中国ではヘルスケア関連の消費拡大が続いている。
2017年以来、ヘルスケア分野における消費需要には多層化や多様化といった特徴がみられるようになり、全国的に消費の拡大と消費構造の高度化が続いているという。
2017年の1人当たり保健医療支出は1451元と、1人当たり消費支出全体の7.9%を占めた。前年に比べ11.0%の増加と、1人当たり消費支出全体の伸びを上回る水準となった。
全社会固定資産投資の伸びに対する社会衛生関連向け固定資産投資の寄与度は2012年の5‰から2016年の15‰に上昇した。業界全体でみると、2017年の社会衛生関連向け固定資産投資は7327億元と、前年に比べ18.1%増加した。