7月中旬、新疆ウイグル自治区託克遜県克爾鹼鎮の天山紅河谷は日光に照らされて目を奪う美しい光景となった。
天山紅河谷は、トルファン盆地に入った白楊河が南西に流れ、紅山橋から巴依託海にかけての白楊河峡谷に入り、美しい湾が飛び出て現在の姿になった。紅河谷には黒い第四紀堆積層が第三紀を覆った赤岩があり、川の水でできた峡谷が削られ、赤と黒に分かれ、両岸の山を赤色に染めた。赤い谷が十数キロ延び、トレッキング愛好家から「新疆の黄金トレッキングルート」と呼ばれている。
紅河谷の入り口の断崖に立つと、遠くの天山、リボンのような天然の赤土、緑陰、農家の中庭がはっきりと見える。荒涼たるゴビと断崖の下の絶景は衝撃的である。赤い岩は空にかかるリボンのように輝き、谷にある静かな村が神秘的な雰囲気を醸し出す。
託克遜県はシルクロードの有名な宿駅で、天山中部、トルファン盆地西端の南疆、北疆、東疆が交わる地点に位置する。地理に特徴があり、全国で唯一標高ゼロの都市である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月29日