『新氧2018年医療美容業界白書』(以下、『白書』)が8月8日に北京で発表された。『白書』は、1990年代生まれは美容整形の絶対的主力で、2000年代生まれの医療美容消費は90年代生まれより勢いがあり、男性は女性より医療美容への惜しまないとした。
『白書』は新氧(SoYoung.com)のユーザー3500万人を対象にオンライン調査を実施し、100万部の結果を分析。また、医療美容機関138社に調査を実施し、美容形成外科の国際学会(ISAPS)、德勤、易観などの第三者機関のデータを引用し、業界の発展動向をまとめた。
『白書』によると、中国の医療美容市場の規模は前年比27.57%増の2245億元に達するとみられる。しかし、中国の整形外科医の数は100万人あたり2.88人で米国の20.88人と日本の17.54人よりはるかに少ない。中国の医療美容消費者は約2000万人で、100人中64人が90年代生まれ、19人が2000年代生まれ。
消費データを見ると、医療美容は90年代生まれの日常生活になり、卒業、求職、恋愛、結婚、出産などで医療美容を利用し、美しい容姿と心で生活の変化を迎え入れている。 ここ2年の消費データから、医療美容が2000年代生まれの日常生活になりつつあることがわかる。医療美容は消費のアップグレードであり、整形はその中でも「上」に位置する。男性は医療美容消費者の11.12%を占め、世界平均の13.8%よりやや低いが、お金を惜しまない傾向にある。男性消費者の平均消費額は7025元で、女性の2.75倍となっている。おしゃれ好きな世界の男性は「髪」にお金をかけている。価格を見ると、ここ3年で医療美容平均価格は29%低下した。医療美容アプリの登場により取引がより透明化し、公開されるようになったことが主因。
新氧は2015年から毎年1回、『医療美容業界白書』を発表しており、今年で4年目となる。医療美容業界の発展動向をまとめ、この新興分野への理解を深めてもらうことを目的としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月10日