中国聯通の5Gネットワーク、北京新空港をカバーへ

中国聯通の5Gネットワーク、北京新空港をカバーへ。

タグ:中国聯通 5G

発信時間:2018-08-19 08:55:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京聯通は今週「5G NEXT」計画を正式に発表し、北京市初の5G基地局の正式な稼働開始を宣言した。これは北京で5Gモバイル通信ネットワークの構築が始まり、首都が5G時代に向かい邁進中であることを意味する。

 

 情報によると、中国聯通の5G試行16都市の一つである北京で先に5G試験を展開する。ネットワーク構築試験、応用インキュベート、事業PRなど各種シーンの5G試験ネットワークを網羅する。またシステム検証を通じ、5G商用化に向けネットワーク構築経験を蓄積する。

 

 映像伝送速度、4Gの数十倍

 

 次世代モバイル通信ネットワークである5Gネットワークは、広帯域、低遅延、マルチ接続の長所を持つ。北京聯通の5Gデモエリアで、北京青年報の記者は3枚のリアルタイム巨大スクリーンに、3カ所の映像信号収集情報が表示されるのを目にした。これには2カ所の5G試験エリア、1カ所の4Gエリアが含まれた。うち2カ所の5Gエリアのリアルタイム信号の速度(上り)は45−47Mbpsで、4Gエリアは1.8−2.5Mbpsほど。信号伝送速度が大きく異なるほか、現場の観測によると、5G動画の解像度も4G信号を大きく上回っていた。

 

 世界園芸博覧会などで5Gを活用へ

 

 北京市経済・情報化委員会の関係者は昨日の発表会で、「全国と比べ、北京市は5Gモバイル通信発展の面で、通信インフラが整い、人材が集まり、高い研究開発力を持ち、産業チェーンが比較的整っており、かつ産業チェーンの各重要サイクルにリーディングカンパニーが存在するという、先行者の優位性を手にしている。今後5年間で、当委員会は世界園芸博覧会など5カ所の重点エリアで、自動運転など5種の典型的な模範的応用を展開する。最終的に一連の5G産業新業態を育成し、核心重要技術、模範的応用の建設、産業集積発展で新たな進展を目指す」と述べた。

 

 北京聯通の関係者も、聯通5G NEXT計画(New Network、Experience、X、Technology)は、開放・共有・共栄・ウィンウィンの5G生態系の構築を加速し、整ったネットワーク(New Network)、究極のユーザー体験(Experience)、革新の技術応用(Technology)により、未来の業務の無限の可能性に対応し、各業界の革新的発展(X)を促すことを目指すと表明した。説明によると、北京聯通はすでに各社と5G事業協力意向を取りまとめており、自動運転、大動画、スマート物流、ドローンなどの分野で積極的に5Gネットワークの手配を進めている。また同社の計画によると、今後は自動運転、大健康・大医療、産業インターネット、スマート都市、超高画質動画という5種の典型的な応用シーンを先にカバーする。また5大重点エリアには、北京副都心、北京新空港、2019年北京世界園芸博覧会、2022年北京冬季五輪、長安街が含まれる。

 

 計画によると、北京聯通の5G事業は今年、試験の重要な段階を迎える。主に「5×5+X」の5G応用試験ネットワークの建設を推進する。2019年は業務インキュベーション期間で、市街地及び重点エリアの5G大規模建設を終える。2020年にはネットワーク商用化の期間に入り、ネットワークの規模をさらに拡大しカバーを保証する。

 

 来年上半期、初の5Gスマホが発売

 

 同関係者は「来年下半期頃には、5Gプレ商用化の試行に入る。端末メーカーからの情報によると、来年上半期より第1陣となる5Gスマホが発売される。順調であれば来年下半期の5Gプレ商用と同時に、第1陣となる5G体験ユーザーの募集を開始する」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月19日


 


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