欧州の宇宙飛行士、中国の宇宙ステーションでの活動を希望

欧州の宇宙飛行士、中国の宇宙ステーションでの活動を希望。欧州宇宙機関のウェルナー長官は先上、欧州宇宙機関が宇宙分野の国際協力の促進を強く希望しており、中国が国際宇宙事業の協力の積極的な参加者になっていると述べた…

タグ:宇宙 ステーション 月探査 裏側

発信時間:2018-10-08 14:20:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界最大の宇宙業界の祭典、IAC国際宇宙会議が先ほどドイツのブレーメンで閉幕した。欧州宇宙機関のウェルナー長官は先上、欧州宇宙機関が宇宙分野の国際協力の促進を強く希望しており、中国が国際宇宙事業の協力の積極的な参加者になっていると述べた。香港紙・南華早報が伝えた。


 中国とEUは2015年5月、有人宇宙事業の協力に関する長期目標と実施の流れに関する協定に署名した。2015−17年を技術交流段階とし、双方が相手側の人員訓練活動に参加することを確認した。2015年の協力協定の締結以降、欧州宇宙局は欧州の宇宙飛行士を中国に派遣し、中国の同業者と訓練を展開している。欧州の多くの宇宙飛行士が中国語の学習に励んでおり、将来的に中国の宇宙飛行任務に参与しようとしている。ドイツの宇宙飛行士、マティアス・マウラー氏はこの6年間に渡り中国語の学習を続けており、中国が2022年に正式に稼働させる予定の宇宙ステーションで初の外国人宇宙飛行士になろうとしている。欧州宇宙局のフランス人宇宙飛行士のジャン=フランソワ・クレルボワ氏は、「3人の同僚(ドイツ人、イタリア人、フランス人)が中国語の学習を開始した。私たちは、中国の宇宙ステーションで飛行する初の外国人宇宙飛行士は、欧州人になるべきと考えている」と述べた。


 中国は近年、世界のパートナーに神秘的な宇宙計画を開放している。中国国家航天局は今年5月、打ち上げを予定している宇宙ステーションでの実験に他国を招待した。同会議に出席した中国の代表者は「中国の宇宙事業は中国だけではなく、世界のものだ」と話した。中国は宇宙計画の発展に巨額の資金を費やしている。これは中国の同分野における声望と技術進歩の重要な象徴だ。


 中国の月探査機「嫦娥4号」は年内打ち上げが予定されている。人類初の、月の裏側に着陸する探査機になる。中国の今年の宇宙事業予算は約30億ドルだが、米国政府はアメリカ航空宇宙局(NASA)に今年207億ドルの経費を支給する予定だ。


 ウェルナー氏は、欧州の宇宙飛行士が今後、中国の有人宇宙事業に参加することを願っている。この計画のもと、中国は2003年に宇宙飛行士の楊利偉氏を宇宙に送り込み、この壮挙を成し遂げた唯一の第三世界国になった。それ以降、中国は6回の有人宇宙飛行任務を完了している。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月8日

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